2009年9月9日水曜日

Why イノチノワ

今日は、なんで私のブログに「イノチノワ」なんてタイトルを付けたか、
について書きたいと思います。


理由は簡潔、すべての命は繋がっているからです。
いや本当に繋がってるんです。


すべての生き物は何かを食べる事によってエネルギーを得て生きています。
そのサイクルの事を Food Chain ー食物連鎖ーといいます。
リスが木の実を食い、そのリスを狸が食い、その狸を虎が食い、
その虎もいつかは死んで土に帰る。この土に帰る、というのは土壌内の微生物が
虎の死骸を食べている、という状態の事です。
私たちの足下の土、踏むと柔らかかったり湿ってたりする土、は生きているんです。
土の命を構成するものはその中に住む何億何百億という微生物です。
生きているというだけあって、土にも健康/不健康という状態があり、
健康であるほど多くの微生物を含み、結果多くの植物がそこから育ちます。
土の健康を促進するものは動物や虫、植物の死骸や糞尿です。


リスが木の実を食い、そのリスを狸が食い、その狸を虎が食い、その虎もいつかは死んで
土に戻る。土はその虎の死骸を食い(生分解)、植物のための栄養に変える。その栄養は
植物に吸い上げられ植物は実をならす。その実をまたリスが食う。




すべては土から来て土に還る。これが食物連鎖です。




人間だけがこの食物連鎖から外れかけている。
取りたいだけ取って返していない。
命の輪ーcircl of lifeーから、自ら仲間はずれになっている。
その輪の中に戻るのが私の夢で、目標であります。



有機農業は私に、土(earth)と自分(human)と食物連鎖(food chain)の関係を
植物を育てその一生を観察するという行為を通じて教えてくれます。





突き詰めて考えたら有機農業でさえ、この命の輪からは外れているかもしれない。
それでも、私たち人間はもう狩猟民族に戻るには種としての数が多すぎるし、
それでも生き延びてかなければならないし生き続けたい。
でもそれは命の輪から外れた状態ではなし得ない。
共存という道以外に道はない、いつまでもジャイアンじゃいられない。


今の自分の頭で納得できてしかも実行できる地球との共存を助ける方法、
私にとってそれが有機農業なのです。



私一人が土の健康を損ねる事なくチマチマ畑耕して野菜育てたところで何になる?
なります。この小さなチマチマのモザイクが今増え続けています。
地球の砂漠化が進んでいるのも承知。水不足から来る食料危機も承知。
でも、まだ間に合うって信じてます。私は自分を含めた人間と未来を信じる。




イノチノワは誰でもウェルカムで一度仲間入りしたら決して仲間はずれにはされません。
自分から抜け出さない限りはね。






ま、こんな理由からこんなタイトルにした訳です。
なぜカタカナ?あっそれは単なるヴィジュアル的理由。ははは。


2 件のコメント:

  1. うい~っす。
    お~~~~~~~すばらしい、イノチノワとは。
    ライオンキングを思い出すわ。
    すご~くネンさんカラーが出てていいよ、このブログ
    いろいろためになるし。
    わたしゃ肉食獣だけど、仲良くしてね~♪

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  2. みぃママさん コメントありがとう〜
    ライオンキング見た事ないけど褒め言葉て事で受け取りやす!!

    あたいも草食獣だけど皮下脂肪だったら負けないよ?
    農家なのに筋肉なさ過ぎ!毎日自転車乗ってんのに〜!!

    これからもよろちく〜

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