2011年7月31日日曜日

大漁じゃ〜


今日の収穫を写真に撮ってみました
(内容を左上から時計回りに)
寄せ集めの花(向日葵、春菊、シラントロ、あじさい)/そら豆/ケール/小松菜/イタリアンパセリ/ピクルス用キュウリ/ズッキーニ/アマランスの葉/人参/ブロッコリ(ヘッド収穫後のサイドシュート)/スナップえんどう/チャード/キャベツ



もはや人間が収穫に追いつけてません(汗)
毎週,品は変われど写真の量の2〜3倍の野菜を収穫して、特にスナップえんどうは採り続けないと実を作る事を止めてしまうのでほぼ毎日せっせと同じくらいの量を摘んでいます
昨日のランチはどんぶり一杯のスナップえんどうだったよ
この涼しい夏でも野菜はがんばって育ってる が,もし今年が例年並みに暑かったらと思うと(汗々)もっともっと追いつけなかったかもなー
もう全然食べきれなくなってきました
どうするのかって?
瓶詰めにしたり、冷凍したり、干したり,漬け物にしたり,人にあげたりします 
冬もなるべく食べ物を買わずに済むよう,もとい、食の自給自足度を保てるよう、保存食&種取りを考慮に入れてガーデニングしております


ジャガイモ、人参,タマネギ、にんにくなどは上手に保存すれば加工する事無く一年中食べられるし、雨が多く日照時間の少ないBCの冬でも、小松菜やケール,リークなどは計画立てて育てれば冬超しながら収穫出来ます(住んでいる場所にもよるけどね)



まー,必ずしも毎年そう上手くはいかんけどね


話多少ずれますが、9月にwest coast trail(バンクーバーアイランドの有名なトレイル、5−7日くらいかかる)に挑戦する予定なので、自分でドライフード作ってみるのもアリかな?と妄想中。いや計画中。



これから、最近はまっている自家製キューリのQちゃん作ります
キャベツはサワークラウトやね 

2011年7月25日月曜日

Local and Wild


やっとこ夏っぽくなってきたカナダはBC州ですが、日本は先月から全開夏らしいですね
みなさんいかがお過ごしでしょうか? 

夏は畑も全力投球 ファーマーズマーケットも各地で盛り上がりを見せ
Local Food Movementもフルスロットルで楽しい事この上ないですね

そんな中 お金もかけず畑もいらずで手に入る栄養たっぷりのローカルフード

"野草"

に目を向けてみようじゃーないですか タダですよタダ 野草だもん
野草と言っても きのこやベリー、自然に生えているものは全て野草と見なします(独断)



この周辺だけでもベリーなら
ブラックベリー、サーモンベリー、ハックルベリー、Thimble berry(滅多に見ませんがメチャクチャおいしい)、ワイルドブルーベリー(山の方にある)、サラル(ベリーなのか?)
などあり


きのこでも
シャントレール(♡)、オイスター、ロブスター、パフボール、モレル、松茸、シャギーメーン、などなど(きっともっともっとある)


野草的な野草と言えば
アマランス(写真)、パースレーン、チックウィード、たんぽぽ、ソレル、アカザ/アオザまたの名をワイルドスピナッチ、ネトル(取り扱い注意!)、コンフリー(諸説アリ、薬用で外用にとどめとく方が無難?)、松の葉などなど


浜辺ではよくローズヒップが生えていたり 海藻も採れるし 
中にはシーアスパラガスなんて言う変わり者も
(海辺、塩水でも育つアスパラガス状の植物,塩っぱくて食感も良い)


ここカナダの西海岸の気候は 雨が多かったり夏が涼しかったりするけれど
そのおかげでこんなにも自然が我々動物に食べられる植物(やキノコ、あなたが動物を食べるなら魚や貝や鹿も)を与えてくれるのだなあと思うと
本当にラッキーだなあ ここに住む者達は


ただひとつ守らなければいけないキマリ
自然のものを採る時には 絶対に採り尽くしてはいけません
次の人のため他の動物のため、そして来年のためにも
採る量はほどほどに


 

2011年7月17日日曜日

Break in

Henry Reed とPRの自分の畑の往復の生活も慣れてきたこのごろ
冷夏のおかげでむしろ野菜の育ちがゆっくりでむしろ良かったね〜、なんて思ってたら自分の畑をBreak inされました。 ヤギに!!!

しかも2回連続で!!!


始めの一回は、ヤギが囲いのネットの破れた箇所を発見しソコから敷地の畑側に侵入
大家さんの豆を食い荒らし、ラズベリーを半殺しにし、ビーツを踏みにじった
そしてソコから更に囲ってある僕の畑(猫&鶏&ダックよけに囲ってある)に侵入
コーンの半分を食い散らし、小松菜の半分を食い倒し そして
3週間かかって発芽した しかも始めの一回目が発芽に失敗し今年最後のチャンスと思って
蒔いたパースニップのベッドが ふ、踏みにじられた。。。

悪気はないとはいえ 横っ面ぶん殴りたい、と思うものの実際ヤギ野郎の顔を見ると(上記写真参照) くぅこのアホづら 殴るに殴れん。。。
しかも メェ〜とかいってすり寄ってきやがるし(怒)


まあこういう事もあるんだろう(鹿の害とかもあるしね)
仕方ない コレからは警備をもっと頑丈に。。。てどうしようね?

と思っていたら翌日再びBreak in
何故か大家さんのコーンには手を出さず そのかわりイチゴが壊滅状態
(大家さんはハチャメチャ怒り狂っていたが、後にヤギの侵入経路がヤギ側の敷地の、知ってて直してなかったフェンスの部分と知って気まずそうだった、よくあることだよ〜気にすんな〜)
そのあと僕の畑にも再び入り 前日食い残したコーンを完食、てところでお隣さんが発見し大家さんに電話を入れ、ヤギ確保、お縄ちょうだいとなりやした
コレにて一件落着 よよよ...いじゃない!よくない!ヤギども〜反省せい!




といいつつも実は僕のコーンは今年(色々な理由が考えられるが)かなりいまいちで
このまま育ててもフィニッシュしないだろうなー、どうしようかなー、と思ってたところだったのでヤギ野郎達が全部食っちまった事は実は良かったのかも知れません
諦めついたよ! ありがとうヤギ野郎ども(全員メスだけどね)!
これで今年初挑戦だったThree sisters(Corn/beans/squash)はその記事をこのブログに書く前にTwo Sistersとあいなり、ネイティブアメリカンの皆さん笑わないでください僕は新米アジアンファーマーなんだもーん失敗もあるある という結論(?)に達しました



しかし、自分でファームを持つことになってもヤギは持たんぞ、と強く思いました
でも羊はどうだろうね?? 

2011年5月1日日曜日

starving eagles

最近、イーグルが家の周辺上空をよくくるくる飛んでいます
それだけならまだしも,大家さんに鶏やアヒルをさらって食べてしまいます

去年の夏くらいまではあまりそういう事はなかったのに、それ以降からこういう事が増え出したのだそうです。
去年の秋冬と言えば、私は熊に悩まされていました
http://inochinowa.blogspot.com/2010/11/nightmare-weekend-or-another-farm-gong.html


思えば去年あたりから,ファームの動物が野生動物に襲われる話を良く聞くようになりました。鶏やアヒルがイーグルやフクロウに襲われたり、羊やヤギがクーガーやオオカミに襲われてしまったという話をここ,サンシャインコーストだけでもよく聞きました。
そして思い出した,この冬に聞いたニュース
「飢えて衰弱したイーグルが空から落ちてくる/VancouverSun」
http://www.vancouversun.com/Starving+bald+eagles+weak+they+fall+from/4332314/story.html

フレイザーバレーでサーモンがあまり捕れなかった(又は人が捕りすぎた?去年はサーモン豊作の年かと思ってたけどサッカイだけなのかな?)ため局地的に起きている事なのかと思ってたけど。。。


先日は、海辺で3〜4羽のイーグルが何やらでかい動物の腸を奪い合っている,かなりエピックな場面を目撃しました。何の腸だったんだろう,鹿?人?

食べるものが見つからないイーグルは、仕方ないのでダンプ(ゴミ処理&埋め立て地)に行きますが,熊と違って(熊だっていやだろうが)イーグルは消化器官が熊やコンドルなどのように強くない上,人間のゴミはただでさえ毒だらけなので病気になってしまう。
それに比べたら,ファームの新鮮な鶏やアヒルの方が絶対おいしいし,健康にも良い。。。
ってだからってそれ食べられちゃかなわないのがこちらの事情。
ファームの動物は,手に入れる事も育てる事も当然ただではないので,ただでは上げられない。なので、イーグルという動物に対して最大の敬意を払いつつも、上空を旋回されたら石を投げたり(どうがんばっても当たりゃしない)、農機具振り回したり、「あっちいけー!!」などと叫んでみたりしている、最近の農作業風景です。



食料危機は,人間にも起きるが動物にも当然起きる。

2011年4月15日金曜日

アメニモマケズ カゼニモマケズ

前回の記事から2ヶ月あまりたってしまいましたが
これを読む人も書く私も何がしかの形で東北地震の影響を受けブログ書いたり読んだりしてる場合じゃなかった事でしょう

このたびの東海大震災の被害を受けて亡くなられた方、家族や友人を失われた方、愛する動物や畑を失われた方、住み慣れた家を失われた方、謹んでお悔やみ申し上げます


津波による海水と地震に伴って起きた福島の原発事故の放射能汚染によって農地や家畜を奪われた形となった農家の方々の気持ちを思うと、本当にやりきれません
土に従事するものは 自分の畑に愛と栄養を注ぎ 毎年の結果が積み重ねられすこしづつすこしづつ 不作の年もその理由から学んで次へと繋げていく 土と共に成長していくと僕は思っています

それを天災であれ人災であれ 力ずくで奪い取られてしまうと言う事に憤りを超えて言葉が出ません 自然と共に 自然の恩恵を受けながら生きている農家/酪農家/漁師にとって 今回の地震と津波は抗いがたいジレンマであることでしょう

どれだけ科学や技術が発達しても 地球のちょっとした震えでひと呑みにされてしまうほど私達はちっぽけな存在で この地球と言う自然環境の中でしか生きられない それに頼り与えてもらう事でしか生きられない それでも自然は時に無慈悲な現象で命を奪う

それでも 少しずつ少しずつ人はまた 土を返し種を植え植物は育ち種を作り 種はまた土に戻りまた生えて イノチノワを繰り返していく

東北沿岸部の農家さん達の一部はコミュニティ全体で内陸地への移動を考えている方もいるそうで また、原発による人災というあまりにも不条理な理由から農地を奪われた福島の農家さん達は東電に対して謝罪と補償を求める抗議活動を開始している

農民とは 福島の名物 おきあがりこぼしのようなもの 
倒れても倒れてもまた起き上がる 何度でも何度でも種をまく


日本にもう住んでいない私が言うのは説得力に欠けるかもしれませんが
日本の皆さん この事をしっかり胸に刻んでください

食料自給率が先進国最低の日本で 私達の本当の意味でのライフラインは
日本の農業 日本の農家である事を

電気から食べ物は出来ません 食べ物は土からしか生まれません

動物を育てるにもその餌を育てる土が大事なのだから
土から生まれていない食べ物があるとしたらそれは食べるべきではありません

日本の農家を 日本の土を みんなで守りましょう みんなで支えましょう

それは安全性がグレーゾーンな野菜を無理して食べたり ましてや子供の給食に使ったりすることではなく 汚染されてしまった土を浄化し 環境を改善し 失われた農地を取り戻す事
正しい情報を正しく受け取り 問題とキチンと向き合う事
あなたの子供に安心して与えられるような食べ物を 日本の農家が作れるように 支えて上げてください 助けて上げてください



方法は沢山あります  一緒に考えましょう そして行動しましょう


追記、これは一つの例です 是非目を通してみてください
http://www.chernobyl-chubu-jp.org/pg156.html

2011年2月22日火曜日

コンポースト開き!!

鏡開きを喜ぶ正月の子供ばりにうれしそうなこの人が開いてるのは餅ではなくてコンポーストです 今週末はずっとこれをやって今日は体ががたがたです 毎年前年に積んだコンポーストを春に開くのは最高の楽しみです

前シーズン中に積んだ雑草や野菜クズや鶏糞や枯れ葉やわら一本の革命などの固形なやつらが
土になっている!!
どう考えてもマジックだよねー 魔法だ魔法 

実はこの写真のコンポーストは自分で積んだものでなくこの家にあったもので、何をどんな風に積んでいたのかはわからないけど良いカンジの(時期が時期なので水分多めですが)コンポーストになってました
写真では完成したコンポーストを振るいにかけているのですがこれは必要ない行為と言えば必要ないけれどここで大きな木の枝とか石ころとかを取り除いておけば畑に入れたあと楽でしょ?と思って振るいます
しかも振るったらすげー数のビールのふたとか靴下(大人のもの)とか子供のおもちゃでプラスティックのロボットとか 前の住人は子供がいるビール好きと見た!ていうか友達なんですけどね どうして靴下がコンポーストに?謎です



あとは二つの理由のために振るったんです
ひとつは 自分で苗作り用のポッティングミックスを作るのにコンポーストを入れるのですが、そのコンポーストにごろごろ余分なものが入ってると苗作る時にじゃまだし(その都度振るう、て手もあるけど)というのと
コンポーストの中に残っているミミズ君達を捕獲したかったのです
ミミズファームの為に!!

出来上がったコンポーストの中にミミズは必要ないし彼らの食べ物ももう殆どそこには残っていない なので彼らを捕獲して新しいコロニーつまり私のミミズファームに住まわせ 野菜くずを与えてじゃんじゃん繁殖してもらい そこからミミズ糞やミミズジュース(て聞くとグロいですかね?)をハーベストしちゃおうじゃないの、という計画です

ミミズ糞はWORM CASTINGという名で売られていますしコンポーストにももちろん自然に入っています ミミズジュースはミミズを搾った液とかでは全然なくて(グロクてすいません)ミミズファームからしみ出る余分な液体です


以前種ファームをやっているおじいさんの家に研修的な意味でHenryReedのみんなで遊びにいった事があって、そのおじいさんがミミズファームもやっていました
「ミミズ糞はすごくパワフルな自然の肥料なんだ!such a beautiful thing!」
と目をキラッキラさせながら言っていたのを聞いて ずっと挑戦してみたかったのでした

そのため コンポーストを開いてる間にちまちまとミミズ君をつまみつづけ
両手一杯弱、くらいは取ったかな?それでも目標の1パウンド(=約500匹)には達しなかったけど 1パウンドてほぼハーフKGだよ ハーフKG
なので小規模ミミズファームでスタートしたいと思います
大丈夫 ミミズについてまた触れる事はあっても写真は乗せませんので安心してね ちなみに私はこの晩 目をつむると目の前がミミズでもじゃもじゃで寝付き悪かった


と、ココまで書いて気付きましたが
話始めと終わりで内容が思いっきりズレてますね まあいいか

最近コンポーストについての本を読んだりして「なるへそ」と思う事多々あり
今年は得た知識を元に色々やってみよー!と思い ミミズファームもその一環なのです

土作りもコンポースト作りも何もかも自然はその中のほぼ全てが何らかの形で助け合って そのサイクルを続けている このサイクルを真似て縮小してそのサイクルの進行を手伝う のがパーマカルチャーというか農のあるべき道なんでは?なんて思いました
(と最後まとめてみたつもり 着地成功?)

新しい畑(予定地)




新しい土地でもかなり大きな畑を借りる事が出来ました これです(写真)!!
広さは2,500平方フィートくらい、て書くと超でかそうに聞こえるけど実際タテ50ft/ヨコ50ftくらいだから。ま、自分の長靴で計ったので正確じゃないですが

この場所はこれまで写真のようにニワトリが放されていて、秋にはfall ryeを植えて冬の間ニワトリを放して食べさせて、と何年もしてきた場所なのでかなりいい感じです

これから何日か晴れの日が続いたら耕耘機を借りてきてみんなでこのファームの全ての畑(といってもそんなに沢山じゃないけど)をひっくり返します って変な表現かな?まあ耕します こちらの家ではHenry Reedの時とは違ってトラクターなんかの重機もないし耕耘機も年に一回借りてきて一気に全ての畑を耕してしまうそうです 当たり前ですね これまで何の道具でも自由に借りられたHenry時代とは違うのだな

自分の予定ではそのあとまた畑にニワトリを放しもっと虫を食べてもらいます
特に食べてもらいたいのはwire wormという虫で(虫って言うのかな?)
http://en.wikipedia.org/wiki/Click_beetle 
クリックビートルと言う名の昆虫の幼虫なのですが 幼虫の間は植物を葉をつまみ食い、とかでなく根から食べて殺してしまうのでニクい奴です が、成長すると他の虫(農業において害虫とされる虫を含む)の卵も食べてくれるのですが この幼虫自体が実際一番の害虫で幼虫のステージが7年(!)もあり放っとくとレタスなどどんどん殺されてしまうのでニワトリに食べてもらいましょう 自分でも見かけたら確実に殺します ごめんなー でもこれくらいのことでワイヤーワームは殲滅できません たくましいヤツラです
(あなたの植えた野菜が突然、しおーんと死んでしまったらすぐに掘り起こしてその根の部分を見てみてください、中にまだワイヤーワームがいるかもしれません!いたら殺すべし)


このあと 畑にコンポーストと肥料(はどうしようかな?何年もニワトリが放されてた場所だし肥料いらないのでは?と思うので実験的に半々でやってみようかな)を梳き入れて準備完了

まずはジャガイモ/キャベツ家族(ブロッコリとか)/ラディッシュ/ハクライ(ミニかぶ)/ほうれん草あたり植えていこう、と思っています

そうこうしてる間にもトマトやタマネギの苗作りもしないとね
今年はまだ種買ってないのでタマネギまだ始めてません 出遅れたー

種カタログと例年のガーデン日記を読みふける毎日です
ああ〜〜〜〜楽しみだ!!!!!

2011年1月22日土曜日

一人暮らしの自炊戦略ベジタリアン編

お友達からリクエスト?を受け ちょっとレシピ系の記事を書いてみようかな、と。


私は結構一人暮らし歴が長く トータルすると3年位してるかな?って長くないですねそんなに 自炊が面倒だと思った事はあんまりないけど 時間のない時とかに電子レンジを持たない生活で食事の内容を考えるのは良い意味でチャレンジです 

なので 休日にスープやらチリやらを作りおきして冷凍、とかもいいですが(私ももちろんそーいう事もします)、本日は「遊んで帰ってきてん〜何食べよ?でも腹ぺこだからちゃっちゃと作って食いたいbut栄養もちゃんと摂りたいそんな時」をテーマにいくつかレシピand/orアドバイス的な事を書いてみよーと思います



まずQuinoa(キンワと呼ぶかキノアと呼ぶかはあなた次第)
一人暮らしのあなたはこの南米からやってくるミラクルな穀物を常備すべし!
おいしい/白米より早く炊ける(と思う)/栄養満点のQuinoaはスーパーのオーガニックコーナーや自然食品店で入手可能 値段は他の穀類に比べて多少高めだけどその価値のある栄養価 炭水化物でありつつタンパク質もめちゃ豊富 キャンプにもヨシ!


調理法としては キンワ1:水1.2〜1.4くらいで弱火くらいで水がなくなるまで炊きます 玄米などのように前もって水につけておく必要もないので話早ーい どうせ炊くなら多多めに炊いてあまりを冷蔵庫に入れといても3日〜1週間くらいもつので 1日目は米代わりに暖かいものを食べ 残りは翌日サラダに、って同じ事玄米でもできますよ〜


では超簡単なキンワサラダのレシピをひとつ
1、キンワを炊く
2、炊けたキンワを酢飯のように冷やす(サラダだからね、でも暖かいサラダもアリですよ)
3、キンワが冷える間に野菜を切る(炊いてる間に切ってもいいね)
  (アボカド/人参/ひよこ豆/小ネギ/もやし/アーティチョーク/固い豆腐/チーズ/バナナ/生ハーブなどなど何でも好きなものを)
4、ドレッシングも作る
  (ドレッシングを買い置きしとくのも便利ですが、自分で作ると毎回違う味が作れるし冷蔵庫がボトルに占領されることもないのでおすすめ)
  - ドレッシングのレシピは最後に書きます
5、全部混ぜる 終了


以上ですよ 1人前なら30分前後でできると思います  




続いて サンドウィッチ
サンドウィッチはIKEAの家具のように簡単に組み立てられて おいしくて お弁当向きでもありつつ 材料の選び方次第でバランス取れた栄養とれるスグレモノと思われます 

では材料と組み立て方(料理ってカンジじゃないもんね)
1、パンは全粒粉/マルチグレインなどを選ぶ
  (白米や白小麦粉はおいしくても栄養価が低いので、穀類の粒丸ごとが入ったパンが良いと思います マルチグレインは雑穀米みたいなもんで全粒粉パンがキツい人に。小麦を使わない、kamutやspeltの粉で作られたパンもありますよ!)
2、パンの内側に塗るレイヤー(一般的にはバターですが、マヨネーズやマスタード、ペストやナッツバターもアリ、でもお弁当用には油を多く含んだものを塗らないとサンドウィッチが湿っぽくなります)
3、具を選ぶ(何でも好きなもので良いんですが、チーズやアルファルファなどのスプラウト、豆腐、ハモスなどのタンパク質を多く含むものを一品入れると栄養バランス的にヨシ)
4、組み立てる  ハイ完了!


話早いですね〜 サンドウィッチは
サンドウィッチの組み合わせの例としては
①アルファルファスプラウト/燻製豆腐/アボカド/レイヤーにマスタードとマヨネーズ
②アボカド/サンドライトマト/スモークチーズ/レイヤーにペスト
③切り干し大根/のり/レイヤーにバター
④バナナとピーナッツバター(全粒粉のパンと組んで良いタンパク質の組み合わせになる)
⑤ブリーチーズ/洋梨/砕いたウォールナッツをオープンサンドでトーストし、仕上げにシナモンをふる&好みでメープルシロップをちょっと 
弁当というより前菜系

同じ考え方からブリトーも簡単/弁当向きでヨシ
サラダを巻いて食べるも良いし 普通に豆/米/チーズでも栄養バランス良し
前日の残り物を巻いてブリトーをフライパンでかりっとするまで焼いて食べるもまたヨシ



缶詰めの豆を買い置きしておくのも便利です 
ひよこ豆やブラックビーンズ、ピントでも何でも好きなものを
味付けされたないものを買った方が自分で好きなように作れるし 半分はサラダに、残りはカレーにと使い分けられます 味付けされてたら本当食べるだけですむけどね
ほとんど何の種類の豆でも油や水などの液体といっしょにピューレにし 塩やスパイスで味付けして クラッカーやピタブレッドと頂くディップになります ハモスとかね



また 一人暮らしで陥りやすい罠がインスタントラーメンかと思うんですが
いかんせん安いものは発音できない添加物てんこ盛りだったり(麺だけとっても悪名高いパーム油が入ってる事多し) 添加物の入っていないものは一袋で$2とかしたり..... なので 黄色い中華麺を買い置きしています 麺だけで6〜8食入って$2くらいで買えるし 原料も(小麦粉/卵/塩&保存料なし)とシンプル 体に良くも悪くもない俗にいうempty calorieかも知れませんが私は中華麺が大好きなので あまり年中食べない事と野菜などをふんだんに使って料理する事でヨシとしています



最後にもうひとつ
だしを摂った後の昆布や椎茸、お茶の出がらしやセロリの葉の部分は佃煮にします
佃煮自体は作るにちょっと時間かかるかもだけど 作っておけばあとは米と一緒に頂いて話早いです  お茶漬けとかおにぎりの具にもなるしね〜 


てなカンジでどうでしょう、ユカちゃん!




追記、ドレッシングの例(分量は自分でだいたいのとこやっちゃってください)
①バルサミコ/オリーブオイル/粒マスタード/メープルシロップ
②タヒーニ/リンゴ酢/オリーブオイル/醤油/刻んだシラントロ/蜂蜜
③味噌/蜂蜜/リンゴ酢/オリーブオイル/ショウガのすりおろし
④豆腐のピューレ/ごま油/醤油/だし汁/刻みネギ

いずれも味の微調整は塩で 水や油でドレッシングの粘度を調整すると良いと思われます









2011年1月21日金曜日

vegetarianism-再考

肉や魚を食べないようになって3年になろうとしています

そう まだたったの3年です
私が肉を食べない事によって世界に変化が起きたとは思っていないし
家畜と呼ばれる動物たちの生育条件が向上しただとか 飼料に使われる穀物が減りその分人間の食べる穀物にまわったなんて話も聞かないし 海面から魚が飛び出して「thanks!」なんて言われた事もありません 当たり前かもしれませんが


いやでも..... それって私がズルをしているから??


私は卵とチーズを食べるし蜂蜜も食べる vegan(完全に菜食主義でいかなるかたちでも動物性の食べ物を食べない人、蜂蜜は蜂を労働させて得るものだからという理由で食べない)人に比べれば私は甘いかもしれない
甘いと言えば夏になるとキャンプで焼いて食べるマシュマロ その原料のひとつであるゼラチンは動物の骨などから抽出されるものであると知っていながらキャンプではいくつか食べる
チーズが大好きな僕は わかっちゃいるけどヨーロッパから輸入される伝統的な製法をもとに作られたチーズをたまに買う チーズを凝固させるのに使われるrennet は授乳されている動物の胃、主に子牛から採られるものだが 自分の食べるチーズの一部もそれを使っていると思う
http://ja.wikipedia.org/wiki/レンネット
(ウィキペディアの記事を見ると分かるが 今や大概のチーズの凝固剤は遺伝子組み換えによってつくられたものが主流であるので むしろそっちの方が避けたいと思ってしまう)
蜂蜜も好きでこちらも条件付きで食べる その条件は国産でunpasteurized(殺菌処理されていないもの)、できれば地元で取れたものが良い

バンクーバーなんかで友人と外食する時普通の大量生産系チーズや卵を食べているし、友人宅で鍋などを頂く場合 おだしも鰹や煮干しでとられていたり具に魚などが入っていたりするがそのおつゆを頂く が、これも最近の話でむしろそうなるまでは「魚も食べないから鍋もseafood freeの方が良いな〜」的なオーラを発していたので友人は皆私のせいで味気ない野菜鍋を共につついていたのである
そういった経過もあってかキムチ 元々キムチが大好物だった私は勢いに乗ってキムチも解禁してしまった(キムチもアミの塩辛など何らかの魚介類が大概入っている) カナダではベジタリアンキムチなどと称して売られているものもあるがこれらは僕の意見ではキムチでなく白菜の辛い浅漬けであり、発酵すらしていない なのでバンクーバーで作られた普通のキムチを食べている でもキムチに関しては再再考中です


とこのように結構ズルしてるんですよ
でも葛藤もしているので「な〜んだ、じゃ今度焼き肉パーティするから来てよ」などと言われても困ってしまうので御了承ください 焼き野菜だけ食べるってのもアリだけど



むしろ、環境や生物への影響を考えて自分の食べる物を考える、という観点から肉魚だけでなく遺伝子組み換えによって大量生産される大豆/コーン/麦(wheat)/白砂糖(特にビーツから作られるもの)などを今控えている なのでそれらを含むベジタリアン向けのハンバーグやソーセージも前はよく食べていたが今は全く食べない 
工場で加工された食品を買う量をどんどん減らしていきたいと思っている


つまるところ 感謝よりも悲しみや疑問が先立ってしまう食べ物を避けたいと思っている 利益向上のために添加物をてんこ盛られた加工食品や工場で育てられ殺される動物の肉 絶滅するまで捕り尽くされる魚介類に感謝を感じながら食べる事は難しい


僕はガンディー師のいう「世界がかくあるべきと思う、その変化そのものになりなさい」という言葉を自分の人生の指針にしていますが 私一人の変化が(外的な)世界を変える事ができるとは思っていません 一人一人の行動がいつか大きな流れになるとも信じていますが今この時代にそのスピードが果たしてこれから起こりうる変化に追いつく事ができるのか tipping pointを超える前に船を立て直して軌道修正する事ができるのか私には分からない ラディカルな考えに魅了されてしまう事も多々


そんな時は 大好きな宮沢賢治のあの詩を思い出す
アメニモマケズカゼニモマケズ


いかなる条件下でも与えられた環境に満足しそこでやれる限りの事をやり 人を助け 生かされているという事への感謝を常に感じられるようにありたい 
雨にも風にも負けず みんなにデクノボーと呼ばれ ほめられずもせず 苦にもされず そーいうものにね なりたいんだな


きっと私は菜食主義というより理想主義なのかもしれないねえ
(結局何の話だったのか?)





 



2011年1月13日木曜日

新しい年 新しいファーム


あけましておめでとうございます

去年のファームシッティングを最後に3年間お世話になったHENRY REED organic produceを辞めて、1月からここPowell Riverに引っ越しました。所は変わってもイノチノワ(ブログ的な意味でも宇宙的な意味でも)は続きますのでコレからもよろしくお願いします。


今カナダは冬、私のファームも写真のようにもやしファームへと縮小を余儀なくされましたが、もやしやサワークラウトは冬の大事なビタミン源ですよ。お店で売ってる白くて太いもやしもシャキシャキして食感良いですが(なんであんなに太くなるんだろね?)家で作るもやしは味が濃くておいしいですよ&栄養価もより高い(はず)。ちなみに写真は左からwheat(麦)、Lentil(レンズ豆)、chick pea(ひよこ豆)です。何の種&豆からでももやしは出来るのでみんなもじゃんじゃんもやし育てたら良いと思う。


さて引っ越した先もファームです。規模はHENRY REEDの半分以下でホビーファーム(つまりファームによって生計を立てていない)です。ここには動物が多く、鶏の他にヤギやアヒルがいます。大家さんの家は去年立て終わったばかりのコブハウス
(コブとは?)
http://en.wikipedia.org/wiki/Cob_(material)
で、私が人生で見た中でも一番でかいコブ家です。コブ家に井戸、自分達の食べる分の為に野菜や動物を育て余りがあったら売る、という私の目指すところのスタイルですが、やはり外からの収入も必要なんだなー。現実。と言っても彼らもこの土地に引っ越してきてファームをはじめて4年、というのでまだまだこれから成長するのでしょう!あやかるぜ!
あやかる第一歩に先日ヤギの乳搾りを体験させてもらいました。ヤギのおっぱいは−2℃の朝に暖かくミルクもビュービュー出てました。もともとゴートチーズ(ヤギ乳のチーズ)が臭くて好きじゃなかったのでヤギ乳は無理だろ?と思っていたのですが、前日に採れた冷えたヤギ乳を飲ませてもらったら、あれっおいしい。牛乳よりおいしい。チーズも頂いたら、あれっ臭くない。普通のソフトチーズみたい。ヤギ乳は時間の経過とともに味が変わっていく&餌の内容で味が変わるそうです。


春になって新しく畑を切り開くのも楽しみ。そのため今は計画ねりねり中。
(例えばミミズファーム。ふふふん)
2011もヨロシクお願いしまーす