2011年4月15日金曜日

アメニモマケズ カゼニモマケズ

前回の記事から2ヶ月あまりたってしまいましたが
これを読む人も書く私も何がしかの形で東北地震の影響を受けブログ書いたり読んだりしてる場合じゃなかった事でしょう

このたびの東海大震災の被害を受けて亡くなられた方、家族や友人を失われた方、愛する動物や畑を失われた方、住み慣れた家を失われた方、謹んでお悔やみ申し上げます


津波による海水と地震に伴って起きた福島の原発事故の放射能汚染によって農地や家畜を奪われた形となった農家の方々の気持ちを思うと、本当にやりきれません
土に従事するものは 自分の畑に愛と栄養を注ぎ 毎年の結果が積み重ねられすこしづつすこしづつ 不作の年もその理由から学んで次へと繋げていく 土と共に成長していくと僕は思っています

それを天災であれ人災であれ 力ずくで奪い取られてしまうと言う事に憤りを超えて言葉が出ません 自然と共に 自然の恩恵を受けながら生きている農家/酪農家/漁師にとって 今回の地震と津波は抗いがたいジレンマであることでしょう

どれだけ科学や技術が発達しても 地球のちょっとした震えでひと呑みにされてしまうほど私達はちっぽけな存在で この地球と言う自然環境の中でしか生きられない それに頼り与えてもらう事でしか生きられない それでも自然は時に無慈悲な現象で命を奪う

それでも 少しずつ少しずつ人はまた 土を返し種を植え植物は育ち種を作り 種はまた土に戻りまた生えて イノチノワを繰り返していく

東北沿岸部の農家さん達の一部はコミュニティ全体で内陸地への移動を考えている方もいるそうで また、原発による人災というあまりにも不条理な理由から農地を奪われた福島の農家さん達は東電に対して謝罪と補償を求める抗議活動を開始している

農民とは 福島の名物 おきあがりこぼしのようなもの 
倒れても倒れてもまた起き上がる 何度でも何度でも種をまく


日本にもう住んでいない私が言うのは説得力に欠けるかもしれませんが
日本の皆さん この事をしっかり胸に刻んでください

食料自給率が先進国最低の日本で 私達の本当の意味でのライフラインは
日本の農業 日本の農家である事を

電気から食べ物は出来ません 食べ物は土からしか生まれません

動物を育てるにもその餌を育てる土が大事なのだから
土から生まれていない食べ物があるとしたらそれは食べるべきではありません

日本の農家を 日本の土を みんなで守りましょう みんなで支えましょう

それは安全性がグレーゾーンな野菜を無理して食べたり ましてや子供の給食に使ったりすることではなく 汚染されてしまった土を浄化し 環境を改善し 失われた農地を取り戻す事
正しい情報を正しく受け取り 問題とキチンと向き合う事
あなたの子供に安心して与えられるような食べ物を 日本の農家が作れるように 支えて上げてください 助けて上げてください



方法は沢山あります  一緒に考えましょう そして行動しましょう


追記、これは一つの例です 是非目を通してみてください
http://www.chernobyl-chubu-jp.org/pg156.html

2 件のコメント:

  1. Welcome back!!まってましたよ〜

    電力エネルギー政策も大切ですけれども、すでに汚染されてしまった土地、農地、食べ物、水など人間が必ず必要とする方の”エネルギー”への風評や恐れだけでなく、ちゃんと向き合って関心を抱いていかなきゃいけないですね。

    日本はTPPの加入はどうするんでしょうね。
    資源もない、両方のエネルギーの自給力もない じゃなくて、
    簡単ではないとは承知ですけれど、両方「ある」「創る」方へと向かいますように。無から作り出すことが得意な日本人だとも思いますから!

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  2. TPP、今こそ推進派の人は加入すべき!思うかもしれないけど
    私はこれから日本経済が落ち込んでいくかもしれないと言う事を見越してやはり、TPP加入は加入するべきではないと思う。
    むしろ国内経済と流通に今まで以上に重点を置き、たとえGDPが下がっても国民の経済格差が減るような政策を進めて欲しい。
    日本が、外国の産物を加工する労働力を払い、お金のある人が外国製品/生産品を買う為の¥を払い、結果として貿易企業や国際企業(日本の会社とは限らない、たとえ国内でも)のみに外貨が入り(それでもGDPは上がる、平均値だから)、国営に反映されず非一般庶民の生活は苦しいまま、というそこら中で起きているような事になるのは本当に忍びないと思うのです。

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