2012年1月14日土曜日

2012

遅くなりましたが明けましておめでとうございます

私事ですが(ってこのブログに書かれたすべてが私事だけど)
ヘンリーリードファームにフルタイム出戻りです
帰れる場所、暖かい部屋と頭の上の屋根、愛する人々があるという事は
本当に素晴らしく幸運な事です

さて、今年の私のテーマは「Believe!」です
信じていこう!! という事でこのビデオシェアします


あと、椎茸栽培に手を出す予定。

2011年7月31日日曜日

大漁じゃ〜


今日の収穫を写真に撮ってみました
(内容を左上から時計回りに)
寄せ集めの花(向日葵、春菊、シラントロ、あじさい)/そら豆/ケール/小松菜/イタリアンパセリ/ピクルス用キュウリ/ズッキーニ/アマランスの葉/人参/ブロッコリ(ヘッド収穫後のサイドシュート)/スナップえんどう/チャード/キャベツ



もはや人間が収穫に追いつけてません(汗)
毎週,品は変われど写真の量の2〜3倍の野菜を収穫して、特にスナップえんどうは採り続けないと実を作る事を止めてしまうのでほぼ毎日せっせと同じくらいの量を摘んでいます
昨日のランチはどんぶり一杯のスナップえんどうだったよ
この涼しい夏でも野菜はがんばって育ってる が,もし今年が例年並みに暑かったらと思うと(汗々)もっともっと追いつけなかったかもなー
もう全然食べきれなくなってきました
どうするのかって?
瓶詰めにしたり、冷凍したり、干したり,漬け物にしたり,人にあげたりします 
冬もなるべく食べ物を買わずに済むよう,もとい、食の自給自足度を保てるよう、保存食&種取りを考慮に入れてガーデニングしております


ジャガイモ、人参,タマネギ、にんにくなどは上手に保存すれば加工する事無く一年中食べられるし、雨が多く日照時間の少ないBCの冬でも、小松菜やケール,リークなどは計画立てて育てれば冬超しながら収穫出来ます(住んでいる場所にもよるけどね)



まー,必ずしも毎年そう上手くはいかんけどね


話多少ずれますが、9月にwest coast trail(バンクーバーアイランドの有名なトレイル、5−7日くらいかかる)に挑戦する予定なので、自分でドライフード作ってみるのもアリかな?と妄想中。いや計画中。



これから、最近はまっている自家製キューリのQちゃん作ります
キャベツはサワークラウトやね 

2011年7月25日月曜日

Local and Wild


やっとこ夏っぽくなってきたカナダはBC州ですが、日本は先月から全開夏らしいですね
みなさんいかがお過ごしでしょうか? 

夏は畑も全力投球 ファーマーズマーケットも各地で盛り上がりを見せ
Local Food Movementもフルスロットルで楽しい事この上ないですね

そんな中 お金もかけず畑もいらずで手に入る栄養たっぷりのローカルフード

"野草"

に目を向けてみようじゃーないですか タダですよタダ 野草だもん
野草と言っても きのこやベリー、自然に生えているものは全て野草と見なします(独断)



この周辺だけでもベリーなら
ブラックベリー、サーモンベリー、ハックルベリー、Thimble berry(滅多に見ませんがメチャクチャおいしい)、ワイルドブルーベリー(山の方にある)、サラル(ベリーなのか?)
などあり


きのこでも
シャントレール(♡)、オイスター、ロブスター、パフボール、モレル、松茸、シャギーメーン、などなど(きっともっともっとある)


野草的な野草と言えば
アマランス(写真)、パースレーン、チックウィード、たんぽぽ、ソレル、アカザ/アオザまたの名をワイルドスピナッチ、ネトル(取り扱い注意!)、コンフリー(諸説アリ、薬用で外用にとどめとく方が無難?)、松の葉などなど


浜辺ではよくローズヒップが生えていたり 海藻も採れるし 
中にはシーアスパラガスなんて言う変わり者も
(海辺、塩水でも育つアスパラガス状の植物,塩っぱくて食感も良い)


ここカナダの西海岸の気候は 雨が多かったり夏が涼しかったりするけれど
そのおかげでこんなにも自然が我々動物に食べられる植物(やキノコ、あなたが動物を食べるなら魚や貝や鹿も)を与えてくれるのだなあと思うと
本当にラッキーだなあ ここに住む者達は


ただひとつ守らなければいけないキマリ
自然のものを採る時には 絶対に採り尽くしてはいけません
次の人のため他の動物のため、そして来年のためにも
採る量はほどほどに


 

2011年7月17日日曜日

Break in

Henry Reed とPRの自分の畑の往復の生活も慣れてきたこのごろ
冷夏のおかげでむしろ野菜の育ちがゆっくりでむしろ良かったね〜、なんて思ってたら自分の畑をBreak inされました。 ヤギに!!!

しかも2回連続で!!!


始めの一回は、ヤギが囲いのネットの破れた箇所を発見しソコから敷地の畑側に侵入
大家さんの豆を食い荒らし、ラズベリーを半殺しにし、ビーツを踏みにじった
そしてソコから更に囲ってある僕の畑(猫&鶏&ダックよけに囲ってある)に侵入
コーンの半分を食い散らし、小松菜の半分を食い倒し そして
3週間かかって発芽した しかも始めの一回目が発芽に失敗し今年最後のチャンスと思って
蒔いたパースニップのベッドが ふ、踏みにじられた。。。

悪気はないとはいえ 横っ面ぶん殴りたい、と思うものの実際ヤギ野郎の顔を見ると(上記写真参照) くぅこのアホづら 殴るに殴れん。。。
しかも メェ〜とかいってすり寄ってきやがるし(怒)


まあこういう事もあるんだろう(鹿の害とかもあるしね)
仕方ない コレからは警備をもっと頑丈に。。。てどうしようね?

と思っていたら翌日再びBreak in
何故か大家さんのコーンには手を出さず そのかわりイチゴが壊滅状態
(大家さんはハチャメチャ怒り狂っていたが、後にヤギの侵入経路がヤギ側の敷地の、知ってて直してなかったフェンスの部分と知って気まずそうだった、よくあることだよ〜気にすんな〜)
そのあと僕の畑にも再び入り 前日食い残したコーンを完食、てところでお隣さんが発見し大家さんに電話を入れ、ヤギ確保、お縄ちょうだいとなりやした
コレにて一件落着 よよよ...いじゃない!よくない!ヤギども〜反省せい!




といいつつも実は僕のコーンは今年(色々な理由が考えられるが)かなりいまいちで
このまま育ててもフィニッシュしないだろうなー、どうしようかなー、と思ってたところだったのでヤギ野郎達が全部食っちまった事は実は良かったのかも知れません
諦めついたよ! ありがとうヤギ野郎ども(全員メスだけどね)!
これで今年初挑戦だったThree sisters(Corn/beans/squash)はその記事をこのブログに書く前にTwo Sistersとあいなり、ネイティブアメリカンの皆さん笑わないでください僕は新米アジアンファーマーなんだもーん失敗もあるある という結論(?)に達しました



しかし、自分でファームを持つことになってもヤギは持たんぞ、と強く思いました
でも羊はどうだろうね?? 

2011年5月1日日曜日

starving eagles

最近、イーグルが家の周辺上空をよくくるくる飛んでいます
それだけならまだしも,大家さんに鶏やアヒルをさらって食べてしまいます

去年の夏くらいまではあまりそういう事はなかったのに、それ以降からこういう事が増え出したのだそうです。
去年の秋冬と言えば、私は熊に悩まされていました
http://inochinowa.blogspot.com/2010/11/nightmare-weekend-or-another-farm-gong.html


思えば去年あたりから,ファームの動物が野生動物に襲われる話を良く聞くようになりました。鶏やアヒルがイーグルやフクロウに襲われたり、羊やヤギがクーガーやオオカミに襲われてしまったという話をここ,サンシャインコーストだけでもよく聞きました。
そして思い出した,この冬に聞いたニュース
「飢えて衰弱したイーグルが空から落ちてくる/VancouverSun」
http://www.vancouversun.com/Starving+bald+eagles+weak+they+fall+from/4332314/story.html

フレイザーバレーでサーモンがあまり捕れなかった(又は人が捕りすぎた?去年はサーモン豊作の年かと思ってたけどサッカイだけなのかな?)ため局地的に起きている事なのかと思ってたけど。。。


先日は、海辺で3〜4羽のイーグルが何やらでかい動物の腸を奪い合っている,かなりエピックな場面を目撃しました。何の腸だったんだろう,鹿?人?

食べるものが見つからないイーグルは、仕方ないのでダンプ(ゴミ処理&埋め立て地)に行きますが,熊と違って(熊だっていやだろうが)イーグルは消化器官が熊やコンドルなどのように強くない上,人間のゴミはただでさえ毒だらけなので病気になってしまう。
それに比べたら,ファームの新鮮な鶏やアヒルの方が絶対おいしいし,健康にも良い。。。
ってだからってそれ食べられちゃかなわないのがこちらの事情。
ファームの動物は,手に入れる事も育てる事も当然ただではないので,ただでは上げられない。なので、イーグルという動物に対して最大の敬意を払いつつも、上空を旋回されたら石を投げたり(どうがんばっても当たりゃしない)、農機具振り回したり、「あっちいけー!!」などと叫んでみたりしている、最近の農作業風景です。



食料危機は,人間にも起きるが動物にも当然起きる。

2011年4月15日金曜日

アメニモマケズ カゼニモマケズ

前回の記事から2ヶ月あまりたってしまいましたが
これを読む人も書く私も何がしかの形で東北地震の影響を受けブログ書いたり読んだりしてる場合じゃなかった事でしょう

このたびの東海大震災の被害を受けて亡くなられた方、家族や友人を失われた方、愛する動物や畑を失われた方、住み慣れた家を失われた方、謹んでお悔やみ申し上げます


津波による海水と地震に伴って起きた福島の原発事故の放射能汚染によって農地や家畜を奪われた形となった農家の方々の気持ちを思うと、本当にやりきれません
土に従事するものは 自分の畑に愛と栄養を注ぎ 毎年の結果が積み重ねられすこしづつすこしづつ 不作の年もその理由から学んで次へと繋げていく 土と共に成長していくと僕は思っています

それを天災であれ人災であれ 力ずくで奪い取られてしまうと言う事に憤りを超えて言葉が出ません 自然と共に 自然の恩恵を受けながら生きている農家/酪農家/漁師にとって 今回の地震と津波は抗いがたいジレンマであることでしょう

どれだけ科学や技術が発達しても 地球のちょっとした震えでひと呑みにされてしまうほど私達はちっぽけな存在で この地球と言う自然環境の中でしか生きられない それに頼り与えてもらう事でしか生きられない それでも自然は時に無慈悲な現象で命を奪う

それでも 少しずつ少しずつ人はまた 土を返し種を植え植物は育ち種を作り 種はまた土に戻りまた生えて イノチノワを繰り返していく

東北沿岸部の農家さん達の一部はコミュニティ全体で内陸地への移動を考えている方もいるそうで また、原発による人災というあまりにも不条理な理由から農地を奪われた福島の農家さん達は東電に対して謝罪と補償を求める抗議活動を開始している

農民とは 福島の名物 おきあがりこぼしのようなもの 
倒れても倒れてもまた起き上がる 何度でも何度でも種をまく


日本にもう住んでいない私が言うのは説得力に欠けるかもしれませんが
日本の皆さん この事をしっかり胸に刻んでください

食料自給率が先進国最低の日本で 私達の本当の意味でのライフラインは
日本の農業 日本の農家である事を

電気から食べ物は出来ません 食べ物は土からしか生まれません

動物を育てるにもその餌を育てる土が大事なのだから
土から生まれていない食べ物があるとしたらそれは食べるべきではありません

日本の農家を 日本の土を みんなで守りましょう みんなで支えましょう

それは安全性がグレーゾーンな野菜を無理して食べたり ましてや子供の給食に使ったりすることではなく 汚染されてしまった土を浄化し 環境を改善し 失われた農地を取り戻す事
正しい情報を正しく受け取り 問題とキチンと向き合う事
あなたの子供に安心して与えられるような食べ物を 日本の農家が作れるように 支えて上げてください 助けて上げてください



方法は沢山あります  一緒に考えましょう そして行動しましょう


追記、これは一つの例です 是非目を通してみてください
http://www.chernobyl-chubu-jp.org/pg156.html

2011年2月22日火曜日

コンポースト開き!!

鏡開きを喜ぶ正月の子供ばりにうれしそうなこの人が開いてるのは餅ではなくてコンポーストです 今週末はずっとこれをやって今日は体ががたがたです 毎年前年に積んだコンポーストを春に開くのは最高の楽しみです

前シーズン中に積んだ雑草や野菜クズや鶏糞や枯れ葉やわら一本の革命などの固形なやつらが
土になっている!!
どう考えてもマジックだよねー 魔法だ魔法 

実はこの写真のコンポーストは自分で積んだものでなくこの家にあったもので、何をどんな風に積んでいたのかはわからないけど良いカンジの(時期が時期なので水分多めですが)コンポーストになってました
写真では完成したコンポーストを振るいにかけているのですがこれは必要ない行為と言えば必要ないけれどここで大きな木の枝とか石ころとかを取り除いておけば畑に入れたあと楽でしょ?と思って振るいます
しかも振るったらすげー数のビールのふたとか靴下(大人のもの)とか子供のおもちゃでプラスティックのロボットとか 前の住人は子供がいるビール好きと見た!ていうか友達なんですけどね どうして靴下がコンポーストに?謎です



あとは二つの理由のために振るったんです
ひとつは 自分で苗作り用のポッティングミックスを作るのにコンポーストを入れるのですが、そのコンポーストにごろごろ余分なものが入ってると苗作る時にじゃまだし(その都度振るう、て手もあるけど)というのと
コンポーストの中に残っているミミズ君達を捕獲したかったのです
ミミズファームの為に!!

出来上がったコンポーストの中にミミズは必要ないし彼らの食べ物ももう殆どそこには残っていない なので彼らを捕獲して新しいコロニーつまり私のミミズファームに住まわせ 野菜くずを与えてじゃんじゃん繁殖してもらい そこからミミズ糞やミミズジュース(て聞くとグロいですかね?)をハーベストしちゃおうじゃないの、という計画です

ミミズ糞はWORM CASTINGという名で売られていますしコンポーストにももちろん自然に入っています ミミズジュースはミミズを搾った液とかでは全然なくて(グロクてすいません)ミミズファームからしみ出る余分な液体です


以前種ファームをやっているおじいさんの家に研修的な意味でHenryReedのみんなで遊びにいった事があって、そのおじいさんがミミズファームもやっていました
「ミミズ糞はすごくパワフルな自然の肥料なんだ!such a beautiful thing!」
と目をキラッキラさせながら言っていたのを聞いて ずっと挑戦してみたかったのでした

そのため コンポーストを開いてる間にちまちまとミミズ君をつまみつづけ
両手一杯弱、くらいは取ったかな?それでも目標の1パウンド(=約500匹)には達しなかったけど 1パウンドてほぼハーフKGだよ ハーフKG
なので小規模ミミズファームでスタートしたいと思います
大丈夫 ミミズについてまた触れる事はあっても写真は乗せませんので安心してね ちなみに私はこの晩 目をつむると目の前がミミズでもじゃもじゃで寝付き悪かった


と、ココまで書いて気付きましたが
話始めと終わりで内容が思いっきりズレてますね まあいいか

最近コンポーストについての本を読んだりして「なるへそ」と思う事多々あり
今年は得た知識を元に色々やってみよー!と思い ミミズファームもその一環なのです

土作りもコンポースト作りも何もかも自然はその中のほぼ全てが何らかの形で助け合って そのサイクルを続けている このサイクルを真似て縮小してそのサイクルの進行を手伝う のがパーマカルチャーというか農のあるべき道なんでは?なんて思いました
(と最後まとめてみたつもり 着地成功?)