2009年8月28日金曜日

Systemをニクんで肉をニクまず

私は動物の肉と魚介類を食べません

オーガニックの乳製品は食べるし卵もHenryReedの物は食べます
(と言っても他人の家で食べ物をごちそうになる時に「あ、オーガニックのチーズじゃないの?
じゃ〜いらね〜」などとほざいたりはしませんよ)

今日はそれに対する私の考え、理由について。
でもその前に一言。私は他人が何を食べるかについて何か言う立場にはないし言うつもりもありません。みんな好きなものを食べたら良い。でも私たちが食べる動物たちがどういった経緯で自分達の食卓に上がってくるのか、私たちは知るべきだと思うし、その上で何を食べるか個人レベルで決めたら良いと思う。私はそうしたよ。

私達がスーパーマーケットやレストランで買ったり食べたりする肉は、当然元をただせば生きた動物です。家畜達は畜産農家によって交配/繁殖され最終的に屠殺され肉となり人々のお皿の上へと向かいます。これはぶっちゃけ、植物も同じ事です。そして動物も人間と同じく痛みを感じ、ストレスを受け、苦しみます(植物もストレスを受けますが痛みの方はよくわからない)。
問題はそこまでの過程です。
もしあなたが大の犬好き(とか猫好き)で、虐待されてる犬や猫を見たら悲しきなりますか?
狭い牢屋に押し込められて太陽も浴びず土の上も歩く事もなく一生を終える動物の事を思ったら憤りを感じますか?もしあなたの答えがイエスなら、私達の食べる肉の家畜も同じ事だと言う事を知ってください。学校の靴箱のように並んだ、身動きとれないほどに小さなケージの中に押し込められた鶏達は、生まれてすぐに舌を焼かれ鳴く事もままならない。押し合いへし合いの牢屋のような小屋で育てられる豚達は、当然簡単に病気が発生/蔓延するため抗生物質てんこもりの餌で育てられている。狂牛病の原因として最も有力視されているものが牛達の餌に混ぜられた、同じ牛から作られたMBM(Meat&bone meal/骨肉粉)、だってご存知でしたか?





これじゃアウシュビッツと同じじゃねえか!!







今となってはご近所さんのアメリカでは、時と場合によっては野菜より肉の方が安かったりするそうですが(その仕組みを支えている補助金制度うんぬんは別の機会で触れるとして)、
その家畜の餌となる飼料は大豆やコーン、麦などです。1kgの肉を得る為には10kgの植物飼料が必要で、そのため先進国のファームの40%くらいが家畜の飼料を育てています。この飼料だけで世界全体の人口を養える量があるそうです(詳しい数値は今手元に資料がないのでわからないけど)。





食料危機で米や麦の値段が急騰してるんじゃなかったの?





貧困と食料不足で3秒に一人の子供が死んでるんじゃねえのかよ?







と、これらの事は最近知った話ではなく、もっと以前から肉を食べている頃から知ってたんです。でも肉食べてました。罪悪感より肉への欲求の方が勝ってたんでしょうね。オーガニックの肉だけ食べてました。ええ、無茶苦茶たっかい値段払って。オーガニックの肉となる動物達は、放し飼い&オーガニックの餌&ノードラッグで、屠殺前まではハッピー(?)に生き、屠殺の際も最も衝撃が少ない(?)とされる方法で殺されます。
でもそこでまた思ったんです。
自分の食べる動物は自分で育て(または捕らえ)自分で殺すべきじゃねえの?と。ほかの動物もみんなそうしてるのに、なんで人間だけが生き物を育ててその生き物を食べる為に殺す、という苦しい役割を他人にまかせ、"金を払って買う"という方法でごまかしたり出来るんだろう?生き物の命がみな平等かどうかなんてわからない。平等なんて人間だけがほざいてるただのコンセプトかもしれない。




それでも全てのイノチは繋がっている!!

circle of life !!





そう思ったら、簡単に腹が決まりました。
自分で育て(または捕らえ)殺した生き物の肉以外この先一生食べないぞ、と。

これは私の決断で、誰にでも当てはまる訳じゃないし、
みな自分で考えて自分の決断を下すべきだと思う。
迷い続けるのも良いと思う。たとえ決断を下した後でも。



考えないのが一番タチが悪い。

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